Maildir から MH への移行

何年かに一回は繰り替えしている GUICUI の移行作業ですが、Sylpheed を使うために Maildir から MH に移行してみました。意外に maildir2mh なんてものがないのですが、今回は以下を使いました。

要するに Python スクリプトなのですが、実行ファイル名から変換元の形式と変換先の形式を選択できるというちょっと面白い仕組みです。なので、保存は Maildir2MH という名前で保存しています。
そのままでは、深いところまでは追ってくれないのと、ディレクトリをあらかじめ作成しておく必要があるので、以下のような一行野郎で shell スクリプトを作成しました。

$ find Maildir -type d | grep cur | sed 's/\/cur//' | awk '{print "mkdir -p", gensub(/Maildir/,"MH","1",$0), "&& ./Maildir2MH", $0, gensub(/Maildir/,"MH","1",$0)}' > maildir2mh.sh
$ sh ./maildir2mh.sh

しばらくすると、移行作業の完成です。

餅は餅屋

要するに、今までは Emacs さえ動けば何でもできる環境を構築していたわけですが、X がそれなりにどうさしてくれる環境では既にメリットを失っていました。やはり、MUA は専用のもので、Twitter も専用のものを使っていく方が今後の Linux 生活では楽そうです。
問題はエディタですが、少し vim に戻ってみようかと思っていたりします。vim の機能すら高機能すぎなのですが、エディタ単独でサクサク編集できる環境を GW に構築しようかと思います。

群論と Perl

私は物性物理をやっていたので、いわゆる対称性の部分だけです。群論自体は鼻水が出るくらい難しいです。
これが群論というわけではないですが、平面を正多角形で埋め尽くすと正三角形、正四角形、正六角形しかありません。直線を正二角形 (ミラー対称)、点を正一角形 (点対称) と考えると、対称性はこれで全てになります。これだけ (組み合わせの関係で有限である) の群の中で表現可能になります。特にフーリエ変換を行う場合は、(語弊はあるけど) 正弦関数だけで表現できるため、ある決まった対称性で物質の特徴が表現できてしまいます。当時は、こうしたものをゴリゴリ計算していたのですが、群論自体があまりにも幅が広いので、数学的な部分ではなく、分かりやすい話をしてくれればいいなと思っているだけです。まぁ、YAPC には参加できないわけですが・・・。