MS-DOS の gawk は良くも悪くも神


それまでは、自分にとってのプログラム言語とは「金で買うもの」だと思っていた。

 それがgawkに出会ったとき「こんなものが!」的な衝撃があったのを今でも思い出せる。

http://d.hatena.ne.jp/Soryu/20070929

ブレイクさせたのは serow さんの gawk 2.11.1 だったと思いますが、日本語だけでなく MS-DOS の shell である command.com が引数処理をするのではなく、gawk に引数処理をさせたため、あたかも Unix の shell で使っているような雰囲気を味わせてくれたことではないでしょうか。
結果的に一行野郎が簡単に誰でも書ける環境が構築でき、テキストの処理能力が向上し「オレってばスゲー」となったのもこの時期でした。

オープンソースとしては、MS-DOS には結構辛い状況で gcc が重すぎとか Demacs が重すぎとか、go32 がないと何もできないのに何となく go32 がメモリを有効活用できてないとか、go32 を swap させて常駐量を最小にするためバイナリエディタで編集したり、LaTeX を ghostscript で出力したりして遊んでいました。

他人からは異常と思われていたようですが、オープンソースのソフトに触れた衝撃は強かったです。